2020.10.14

広い現場ネットワークで川崎重工業、村田製作所、住友電気工業、ダイハツ工業など大手メーカーで年間100名弱の転職をサポート

業界・企業に特化し、誰よりもリアルで最新の情報を持つトップエージェント。エージェントファインダーで紹介する各転職エージェントは、採用決定率を高めるためにどのような工夫を凝らしているのか。エージェントファインダー代表取締役・粕谷暢司が、特定の業界や企業への高い内定率、リピート率を誇る転職エージェントにその秘訣を伺いました。


Aさん
株式会社T社 コンサルタント

大学卒業後、上場大手SIer「オービック」に入社し、業務改善コンサルティング営業を8年経験。生産管理・販売管理・会計・人事業務など幅広い業界・職種の業務知識を習得。 2003年(30歳)から「リクルートエージェント」にて10年間、大手企業からベンチャー企業までメーカーを中心にキャリアアドバイザーとして、エンジニア・管理部門経験者を中心に、第二新卒から管理職クラスまで600人以上の支援実績を持つ(MVP受賞・全社決定人数1位など受賞実績あり)。 2013年(40歳)に生まれ育った関西をベースに「企業と転職希望者に寄り添い、人が介在するアナログな転職支援を極めたい」「転職を通じて、個人の方がイキイキと働けるキャリアを支援し、日本のモノづくりを人財の側面から支援したい」と考え、T社に転職。大手・中堅/中小優良メーカー(川崎重工業株式会社、住友電気工業株式会社、ダイハツ工業株式会社、株式会社村田製作所、株式会社メディカロイド、ヤンマーホールディングス株式会社、ほか)の求人を中心に、転職サポートを行っている。

※エージェントファインダーに会員登録いただいた方に、コンサルタントのプロフィールを公開します。 但しご経歴によっては、情報を提供できない場合がございますことをご了承ください。

大手メーカーで年間100名弱の転職をサポート

粕谷:

A様は転職エージェント歴が長く、前職のリクルートエージェントでは10年の実績がありますね。そこから現職のT社様を選んだのはなぜだったのでしょう。

Aさん:

一番の理由は、当社代表の質にこだわる人が介在する価値を重視したスタンスと、アナログマッチングに共感したからです。企業側と求職者側の両面を担当できる点も魅力でしたし、前職ではメーカーのエンジニア転職支援実績が多く、関西圏のメーカーに強い当社であれば、自分の得意領域が生かせるだろうと考えました。
川崎重工業様、村田製作所様、住友電気工業様、ダイハツ工業様など、大手メーカーを軒並み担当されていらっしゃいます。年間実績はどれくらいですか。
中堅中小の優良企業も含め、年間100名弱の転職を支援しています。多い時は月間で10名近くの決定となることもあります。
100名というのはすごい数ですね。その決定率の高さの理由をぜひ詳しくお伺いしたいのですが、企業側にはどのようにアプローチし、どんなコミュニケーションを心がけていますか。
こまめな連絡に尽きます。人事担当者だけではなく、現場に足を運び、各部門の人材ニーズを直接ヒアリングしている。これまでの実績から、「現場人事と自由にコミュニケーションしてください」と本社人事のお墨付きをいただいているケースもあります。 直接現場の話も聞けるので、求人票だけではわからない採用背景や組織構成の理解が深まり、「本当に必要な人材」「長期的に活躍できる人材」を具体的に描くことができます。ほかの転職エージェントが持っていない情報や、タイムリーな採用ニーズに応じて対応が早くなる好循環が生まれています。
人事担当者が「現場にどうぞ」と言ってくれるのは、相当な信頼関係があるからですよね。関係性構築のためにどんなことをしてきたのでしょうか。
もともとメーカー領域の知識があり、現場の求人ニーズの理解が早かったことはあるでしょう。例えば、現場で求人の打ち合わせをする際も、人事担当者に伝わっていない内容まで突っ込んで質問をすることなどでも信頼を深められます。求められるスキルや経験の詳細がわかるので、推薦する方のマッチング精度が上がり、合格率が高くなります。こうした積み重ねが信頼関係につながったのかなと思っています。
現場の方と直接コミュニケーションをとれることで、どのような転職支援につながっていくのか。具体的なケースはありますか。
デジタルスペックで書類NGとなる方でも、人事や現場の方と話をして、採用に至った例はたくさんあります。 中にはスキルや経験の前に、学歴や在籍企業の社格などで書類選考がNGとなった方でも、企業理解があったからこそ「採るべき人材だ」と確信を持て「御社にとって絶対に必要な人材です」と説得して、会って頂き採用に至ったケースもあります。「誰よりも情報を持っている」と思えるから、大胆な提案もできるのだと思います。

書類通過率を高める現場理解。自ら職務経歴書のたたき案を作成し、強みの書き方を伝授

粕谷:

企業理解の深さは、そのまま求職者側へのアプローチにもつながりますね。

Aさん:

そうですね。 求職者との最初の接点であるスカウトの段階で、マッチングをかなり意識しています。究極の理想は、求人の1ポジションに対し一人スカウトして、1分の1で決まること。求められる人物像の理解が深ければ、データベースをサーチする段階で、求人票に書いていないキーワードで検索でき、より採用確度の高い求職者に出会うことができます。1日に1名強のペースで新規の方にお会いしており、実績としては、3件応募すれば少なくとも1件は面接に進むことが品質基準です。
3分の1の書類通過率!それだけニーズにマッチした人材に、1日に1名強のペースで会えている行動量もすごいです。高い実績をあげるために、求職者とのコミュニケーションで心がけていることはありますか。
大事なのは、求職者がどういうキャリアを描きたいのかを理解することです。 なぜ転職をしたいのか、転職活動に向けて何をクリアにしたいのかを丁寧にヒアリングし、求職者が聞きたいことに答えることから始めています。 転職への意向が決まれば、具体的な転職活動をスタートし、まずは書類作成からサポートします。初めて転職する方は、職務経歴書作成が初めてなので、「具体的なスキルや実績を書いてほしい」と言ってもなかなかイメージできません。そこで、人材データベース上の情報をもとに叩き案をこちらで作成し、“数字や固有名詞で具体的にアピールする”とはどういうことかお伝えすることも多いです。 生かせる経験やスキルは、本人がその価値に気づいていないことも多い。「ここはアピールポイントですよ」と第三者の視点でアドバイスすることが重要です。
一人ひとりに対してそこまでやっているんですね。面接対策ではどんなサポートをしていますか。
面接企業ごとに、どんな質問をしてくるのか、それに対してどんな回答を求めているのかが異なります。これまでの実績から、企業の面接の特徴は頭に入っているので、「この質問をする際は、こういう意図がある」「この会社は、こんな考え方を大切にしている」など、定性的な情報もお伝えしています。 面接終了後は、企業側から、評価ポイント、懸念ポイントそれぞれのフィードバックをいただき、求職者と共有します。年収など想定条件の交渉は最終面接までにクリアにし、内定をいただいたときに受諾するかしないか、なるべく即決できるようにフォローしています。

転職は目的ではなく手段。実現したいことを一緒にかなえてくれる転職エージェント探しが大切

粕谷:

年間100名弱の転職サポートをしていらっしゃれば、これまでの人脈も幅広いと思います。入社された方と、その後もコミュニケーションをとっていますか。
そうですね。担当している企業各社に毎年多くの方が入社しているので、せっかくならヨコのつながりを作りたい。そう考え、私が転職サポートに携わった方にお声掛けをして、入社1~2年目の方が中心となりますが、飲み会を実施することもあります(※現在はコロナ禍で休止中)。部署横断で10数名が顔を合わせ、お互いのいい情報交換、社内人脈形成の一環になっているのではないかと思っています。 新たに求職者と話をする上でも、現場の様子を直接聞いていることは強みになります。欲しい情報があれば、これまでサポートした方に「こんな仕事をしている方に話を聞けないか」と相談でき、助けてもらうことも多いですね。
最後に、これから転職を考えている方へのメッセージをいただけますか。
転職はあくまでも手段です。大事なのは目的なので、何を実現したくて転職をするのかを第一に考えてほしいです。 転職エージェント選びでは、ぜひ複数の方に話を聞いて比較してみてください。実際にコミュニケーションをとってみて、「この転職エージェントが自分を一番理解してくれ、自分の目的をかなえてくれそうだ」と思える方に任せたら良い。 選ぶ際は、入社後の定着率まで含んだ実績も見極めましょう。納得感のある転職活動をサポートしていれば、離職する人は少ないはず。私の場合も、年間100名弱決定している中で、退職する方は一人いるかいないかです。 「最後の意思決定は自分がした」と思って転職活動を終えられるように、良いエージェント(代理人)に出会い、一緒に伴走して納得感のある意思決定をして欲しいですね。

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会社名株式会社エージェントファインダー

代表者粕谷 暢司

本社所在地〒107-0052 東京都港区赤坂2-10-9 ラウンドクロス赤坂5F

設立2019年10月

問い合わせinfo@agent-finder.co.jp