2020.04.30

コンサル業界転職の手厚いサポートで、求職者の長期的なパートナーになる

業界・企業に特化し、誰よりもリアルで最新の情報を持つトップエージェント。エージェントファインダーで紹介する各エージェントは、採用決定率を高めるためにどのような工夫を凝らしているのか。エージェントファインダー代表取締役・粕谷暢司が、コンサルティング業界への高い内定率、リピート率を誇るエージェントにその秘訣を伺いました。

———さん
————–株式会社

大学卒業後、東証1部上場の——-に入社し、営業部門に配属され3年間勤務。営業部門ではトップクラスの営業成績をあげる。営業経験を通じて、4大経営資源である「人」、「物」、「金」、「情報」の中でもとくに「人」に関心を持ち、人材業界に転職。——株式会社にて、約13年にわたりコンサルファーム業界を主に担当している。
世界を代表する外資系コンサルファームから日系の一流コンサルファームまで、パートナーや人事担当者と築いた信頼関係が最大の強み。

※エージェントファインダーに会員登録いただいた方に、コンサルタントのプロフィールを公開します。但しご経歴によっては、情報を提供できない場合がございますことをご了承ください。

 

転職サポートした方からの紹介、リピートの多さが際立つ

粕谷:

—–さんはコンサルティング業界に特化したエージェントとして実績を重ねています。
コンサル業界を絞ったきっかけは何だったのでしょう。

—–さん:

人材業界に転職してきたときから、コンサル業界やコンサルタントのキャリアパスに興味を抱き、毎日のように色々なコンサルファームの方にお会いしていました。人脈を広げる中で蓄積された業界内の情報や、働き方のリアルな話を求職者に話していたところ、信頼関係ができていった。
転職サポートを終えたあとも、「転職に悩んでいる友人を紹介したい」「コンサル未経験の知人に、業界の常識について教えてあげてほしい」という依頼が入るようになりました。コンサル業界を軸にエージェント活動すれば、自分の強みを発揮できるかもしれないと思ったんです。以来、業界に特化して13年になります。
13年目ともなると、業界内の人脈がかなり広がりそうですね。
――求職者との出会いはどのように作っていますか。
おっしゃる通り、紹介でどんどんつながっていくんです。
ですので、求職者との出会いも転職をサポートした方からの紹介やリピートが非常に多く、データベースを活用したスカウトは少数です。
紹介は、コンサル業界内で転職したい方、未経験から挑戦したい方までさまざま。共通して知りたがるのは、コンサル業界の企業ごとの違いや、在籍している社員の特徴、キャリアパスなど。コンサル経験者でも他社の状況を知らない方がほとんどなので、現職との違いを中心に、情報のインプットから始めます。
紹介が多いのは、転職したあとも「—–さんにお願いしてよかった!」と思われるからこそ。さすがですね。
一方、リピートが多いというのは、コンサル業界ならではの特徴がありそうです。
そうですね。3年~5年単位で、自分のキャリアプランに合わせて転職するのは珍しくありません。
「次はどんなところに行くといいでしょうか」と相談に来る方も多いですね。
もともと、転職サポートをした方とは定期的にランチなどで会い、入社後の業務状況や会社の雰囲気などをヒアリングしていました。
「入ってみたらこうでした」「次のキャリアではこんなことに挑戦したい」などいろんな話が出てくる。すると、「また次もお願いします」と言っていただけるようになったんです。
—–さんも含め、トップエージェントの多くは、サポートした転職者と入社後も定期的に会える関係性を築いていますよね。
入社後に大変だったことなどリアルな話を聞けると、別の求職者にも「入社したらこんな点につまずく方がいます」「こうやって乗り越えるといいそうですよ」などとアドバイスできる。
信頼関係が深まるきっかけになるので、私にとってランチミーティングがは重要な情報収集の場です。

長期的な視点で実現したいキャリアを徹底的にヒアリング

粕谷:

そもそもコンサル業界への転職を希望される方は、どんな理由で動くのでしょうか?

—–さん:

経験者の転職理由は、年収アップ、プロジェクト内容への興味、人間関係の大きく3つです。
コンサル業界は、どんなパートナー(役員)のもとで働くかによって、プロジェクトの方向性、内容が変わるのが一般的です。
パートナーの事業方針によって自分が意図していたキャリアプランに合わなくなるケースも多い。すると「今までの経験を生かして外でチャレンジしよう」と、数年単位で転職を考えることが増えるのです。
なるほど。コンサル業界内でどんどんステップアップしていく方には、そういった背景があるのですね。
一方、未経験者の場合は、年収アップのほか、専門スキルを身につけたい、将来の起業を見据えて経営者視点を学びたいという方が多いです。
最近は、会社に頼っていては生きられない、自分で食べていけるだけのスキルを持たなくてはいけない…という危機感から、コンサル経験を求める方が増えています。
経験者、未経験者どちらに対しても、転職相談を受ける際に意識していることはありますか。
転職先ありきの案件ベースでの話はせず、直近の転職を「長いキャリアの中のワンステップ」として会話をします。
求職者とのファーストコンタクトは極力対面(地方や海外の方とはテレビ電話)でお会いし、ご本人の仕事観、キャリア観をお伺いしています。これまでやってきた仕事、これからどういうことをやっていきたいのか、長期的なキャリアプランを理解することから始めます。
目指すキャリアを共有すれば、「今のタイミングなら、こういう経験を積んでからステップアップした方がいい」とアドバイスすることができます。
コンサル業界に特化しているからこそ、「この会社で3年経験を積めば、その先の選択肢が広がる」というキャリアパスを具体的に想像できるんです。

 

こまめな面談、一人ひとりに合ったサポートで信頼関係を築く

粕谷:

長いキャリアを一緒に考えるパートナーとして話をしているんですね。
――具体的な志望企業の選定や面接対策などはどう進めていますか。

—–さん:

入社に至るまで、お一人平均10回はお会いしています。
初回面談でキャリア理解を深めたあとは、求人案件をご紹介し、案件内容への感想、応募したい企業の選定へと進んでいきます。
面接対策では、レジュメ(職務経歴書)の書き方、面接で実際に聞かれた内容と回答の事例などをお伝えし、一緒に考えていきます。
すごい…。平均10回は相当多いです。面接対策ではどのようなことに力を入れていますか?
「なぜコンサル業界を志望するのか」「入社したらどんなテーマに取り組みたいのか」「今の経験がどう生かせるのか」など、面接で伝えるべきことを会話の中で具体化させていくことを大事にしています。
面接が始まると、一次面接、二次面接どちらも終了後にお会いします。面接の感想や企業側が何にもっとも関心を持っていたか、答えられなかった点の整理などを行い次の対策につなげていきます。
長期的に転職を考えている方とは、月1ペースでランチをしながら「この時期に向けて、〇月には動き出しましょう」「それまでに、レジュメのこの部分を言語化していきましょう」と話をすることも。個人によって動き方は異なります。
一人ひとりにかなり丁寧に対応していらっしゃるんですね。求職者の方は、同じ時期に平均何社の選考を受けているのでしょう。
私が薦めるのは3~4社。多くても5社です。それ以上に増やしてしまうと、ご本人の志望理由も混乱してきますし、オファーのタイミングも合わなくなってしまう。
志望順位をつけ、第一志望企業を最後にもっていくよう日程調整などは行っています。
思ったより社数が少ないです。
企業選定も大事ですが、各ファームの中に求人が20ポジション以上あるケースも多く、どこに応募するのかの絞り込みがさらに重要なんです。
経験者はやりたいことが明確な方も多いので、ニーズを深堀し「そのキャリアなら監査法人でも実現できます」「M&Aのアドバイザリーの方が有利ですよ」といったアドバイスもします。
未経験者であれば、インダストリー軸で行くのかサービス軸で行くのかなど、そもそも違いが分からない方もいらっしゃいます。
細かなポジションごとの違いやプロジェクト例を説明し、ご本人の希望と求人内容とをすり合わせていきます。
企業との条件交渉など、内定決定率を高める際に工夫していらっしゃることはありますか。
オファーが出てから条件が変わることはないので、エージェントにとっては「最終面接からオファーが出るまでの間」が交渉のしどころです。
ただ、年収交渉の余地があるのかは、企業側からの評価次第。状況把握がまずは大切です。交渉できるほど評価が高い方であれば、他社はどれくらいのポジション、年収を内定が出そうかなどをお伝えし、よりよい条件を引き出すようにしています。
サポート内容が本当に細やか! そこが、紹介やリピートが絶えず、継続的に信頼を得られている秘訣なんだなと実感しています。年間の紹介実績についても、教えていただけますか。
デロイトトーマツコンサルティング、PwCにそれぞれ年間10名以上は内定を出していて、KPMG、EY、アクセンチュアにも継続的に内定決定が出ています。
年収額でいいますと、これまでの最高オファー年収は、コンサルファームのパートナー支援で4800万円。
年収のアップ幅では、同じくパートナーの転職支援で、2500万円から3600万円へ1100万円アップとなった方もいらっしゃいます。
それだけの実績を支えるご自身の強みを、どう認識しているのでしょう。
長くコンサル業界に特化しているため、どんな経歴の方が入社し、どんなプロジェクトを任されているのか、部署内の特徴や人材のバックグラウンドなど、働く環境の生々しい話を一通り語ることができます。蓄積された情報量が強みかなと思っています。
コンサル未経験の求職者、事業会社からコンサルを希望する方はとくに、自分と同じような経歴の中途入社がいるのか、活躍しているのかを知りたがります。
こまめに対面でコミュニケーションをとり、わかりやすく資料をまとめるなど情報提供を徹底します。面接での質問も、部門ごとに異なる深堀りポイントなどをお伝えしており、そういった対応が安心感につながっているのかなと思います。
パートナークラスの転職支援まで幅広く手掛けているのは、トップエージェントの中でもかなり希少なのではと思います。
そこまでの信頼関係を築けている理由は何でしょう。
パートナークラスの方の転職サポートでは求められることが変わってきます。
パートナーは、入社後に、自分のプロジェクトメンバーの採用まで責任を負うため、採用実績のあるエージェントと組むことがメリットになるのです。
私は、相談いただくパートナーの皆さまと継続的に関係を築いているので、プロジェクトについても詳しく、どういう方が入社すれば活躍するのかと具体的なイメージが持てている。
パートナーの転職支援後に、その方のもとで働くメンバーの採用までサポートでき、かつ、入社後のミスマッチが少ないので、パートナー自身の企業からの評価にもつながります。
私も、企業側から「—–さんが推薦した人なら1回会います」と言っていただいており、Win-Winの関係ができています。
貴重なお話をありがとうございました。
最後に、これからコンサル業界への転職を考えている求職者に向けて、伝えたいメッセージをお願いします。
エージェントというと、一時的な転職の支援、というイメージを持っている方も多いと思います。
私はそうではなく、長期的なキャリアパスを見据えてフォローする「ライフデザインのパートナー」のような存在でいたい。
人材流動性がますます高まる中で、「キャリアについて、また—–に相談してみよう!」と気軽に思っていただければうれしいです。

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会社名株式会社エージェントファインダー

代表者粕谷 暢司

本社所在地〒107-0052 東京都港区赤坂2-10-9 ラウンドクロス赤坂5F

設立2019年10月

問い合わせinfo@agent-finder.co.jp